賠償義務者が家族である場合

家族等の身内間での交通事故の場合も、一般的に損害賠償請求を行わないだけで、民法や自動車損害賠償保障法の法律上の損害賠償義務が免除されるわけではありません。裁判を起こすことも可能であり、逆に身内間のトラブルは遠慮がないため、こじれやすい面もあります。ところが、保険での支払いとなると、家族間の事故の場合、支払われない場合が出てきます。対人賠償では、運転者の配偶者、運転者の親及び子供にケガをさせた場合は保険金が支払われません。ただし、保険会社によっては、同居の親及び子供の場合のみに限って保険金が支払われないというケースもあります。配偶者の場合は同居、別居問わず保険金の支払い対象になりません。ここでいう親子は実の親子以外に養子縁組を行った親子になります。義理の親や子供は除かれるので保険金の支払い対象になります。これ以外の身内間の事故は保険金の支払い対象になります。故に兄弟間や祖父祖母と孫、叔父叔母と甥姪間の事故による損害賠償については保険金の支払い対象になります。対物賠償も対人賠償と同じように、運転者の配偶者や親、子供が所有もしくは使用、管理している物を破損した場合、保険金の支払い対象になりません。

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